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鎮魂歌
 
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今日であの日から一ヶ月。

そんな事を思いつつ歯医者に行くため
テレビを見つつ支度をしていた。

あの日から、もの凄く長い時間が経ったようにも
つい昨日のだったようにも思える。

時間の長さと言うのは(一応)変わらないが
体感時間と言うのは
物事をどう感じ捕らえているかで大きく変わる。

あの日からの一ヶ月
余り仕事をしていない。
仕事をする気力が沸かないのだ。
先送りに出来る雑多な家事などの雑用は
殆ど手つかずになっている。

ずっと大きなストレスがかかった状態に
置かれているようなカンジだ。

実際そうなのだろう。

始めての計画停電の夜
灯りの消えた街を見て
「自分も被災者の一人なのだ」
と言う思いがのしかかって来て
初めて今回の地震が自分達にもたらした犠牲を
他人事ではなく感じた。

それは、ふと足下を見ると
自分の足の近くの地面が
大きく深く割けていたのに気付いたような
静かでけれどリアルで無慈悲な驚きだった。

頑張れ日本と
世界中の人達が言ってくれるのを
少し大袈裟なんじゃないかと感じていたが
我々は皆被災者なのだと
頭では無く心が理解した瞬間だった。

夕方歯医者に行って
寄り道で買い物をして帰る途中
携帯電話が鳴った。
彼女からだった。

また大きな余震が有ったこと。
部屋が大きく揺れて恐かったこと。
出先のオレに何かあってはと
携帯電話をかけたが繋がらなかった事。
猫達が大人しくお利口にしていてくれて
それがありがたかったこと。

彼女の口調は平静を装いながらも
大きく動揺している。

当たり前だろう。
一体いつに成ったら大地は静まるのか。
今日の余震はM7.0だったそうだ。

地震の時間帯を聞くと
オレが歯医者からの帰りのバスに
乗っていた時間帯のようだ。

揺れは何も感じなかったが
一ヶ月前のこの日と同じ日に
また大きな余震が来て
津波警報が出たと言う知らせは
オレのストレスのかかった精神を
また大きく揺らした。

これでは本当に賽の河原ではないか!

この余震がいつまで続くのかを
はっきり断言出来る人間は居ないだろう。
日本に住んでいる者は
特に震源地や原発の近くに住んでいる人々は
どれほどの重圧に心を苛まれているのだろうか。

嵐のように、台風のように
只収まって通り過ぎてくれるのくれるのを
待つしか無いものは沢山ある。

今は祈ろう。
失われた全をての命のために。
苦しみと嘆きを抱える残された者に。
これから先、オレ達を待っている困難に。

死者と生者の区別なく
ほんのひと時でも
心安らかであれと。


追記:今日は本当は「再開」された
アニメの銀魂の事を書きたかったけれど
銀魂ってあーゆーアニメだしなw
と言う事で又今度。

 
auther:加賀谷鴻一, 加油、日本!, comments(0), trackbacks(0), - pookmark
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